戯れに選ぶ年間ベスト10冊
2002年12月〜2003年11月までに更新したものの中から、ベスト10を選ぶ、という無謀な試み。
どこがどう無謀かといえば、そもそも「オススメ」できる本しか基本的には書いていないので、すべてが「ベスト」入りできるモノであるということ。しかも、1年間の更新冊数が135冊。この中から10冊!? ムリです……
で、再読本は泣く泣く抜かしたり、一作家一作品(実は大嘘)にしたりして……
で、年間ベスト10はこれです!(1位〜10位ということではありません。トップの10冊)
1 「There is a Boy in the Girls' Bathroom」
とにかく泣けました。題はとんでもないけど、せつない作品。
2 「A」
ノンフィクションって苦手だったけど、これはよかった。いろんなことも考えさせられました。
3 「ドゥームズデイ・ブック」
賛否あるでしょうが、ひさびさのヒットSF。SFとしてだけでなく、ストーリーの持つドラマの重みも冴えていると思います。
4 「大聖堂」
うまくいえませんが、「すごい」作品でした。長さが苦になりません。超オススメ。
5 「菊亭八百膳の人々」
実は最後まで「隠れ菊」と迷いました。今でも迷いはあるんですけど……料理が美味しそうだったので(笑)。
6 「リセット」
時間三部作として外せない、と思ってしまったので。
7 「リンバロストの乙女」
長年の夢がかなって読めた今年でした。何度も読み返せる本です。
8 「ひねり屋」
少年のせつなさが伝わってきて、ドキドキはらはらしながら読めた本。
9 「蚊トンボ白鬚の冒険」
正直、やられた、と思ってしまったので……
10 中山可穂
ごめんなさい、ズルです……。でも、今年は可穂さまにはまりまくった年だったので、勘弁してください。中山可穂作品からベストなんて選べません。でも、今年読んだ中でのベストをあえてあげるならば、実は……「深爪」。
児童書オススメサイトから、SF・ミステリ重視、さらには可穂さまへの偏向ぶりを見せてしまったとんでもない一年でしたが、こうやってベストを出してみると、結局はけっこう児童書が入っていたのが自分としてはおもしろく感じられてしまいました。
相変わらず軽い本しか読んでいませんが、来年はどんな本と出会えるのでしょうか…楽しみです。
ちなみに、一次選考(更新履歴の中からさらにピックアップされたオススメ本)、二次選考(その中かからさらにオススメ。斜体。この時点で再読作品は外れています)は以下のとおり。
12月10冊
「消えた少年たち」 「象は世界最大の昆虫である」 「There is a Boy in the Girls' Bathroom」
「タマスターラー」
1月 9冊
「サグダラ・ファミリア」 「隠れ菊」 「職業欄はエスパー」 「らんぼう」
2月 9冊
「挽歌」 「ブルー・シャンペン」 「感情教育」 「虎よ! 虎よ!」
3月 11冊
「妖星伝」 「A」 「甲賀忍法帖」 「ガダラの豚」 「女子中学生の小さな大発見」 「花迷宮」
4月 11冊
「ドゥームズデイ・ブック」 「祈りの海」 「「わが愛しき娘たちよ」 「大聖堂」 「白い薔薇の淵まで」
5月 11冊
「菊亭八百膳の人々」 「あのころの宝もの」 「狩人の夜」 「怪しい日本語大研究」
6月 15冊
「マラケシュ心中」 「ねじれた絆」 「プリズンホテル」
7月 17冊
「深爪」 「ゲイトウエイ」 「名誉の泉」 「リセット」 「エンダーのゲーム」 「「The Ship Who Searched 」 「冷たい方程式」 「月と太陽の魔術師」
8月 10冊
「バカの壁」 「竜の卵」 「沙高樓綺譚」 「リンバロストの乙女」 「ひねり屋」 「ハイーライズ」
9月 10冊
「白光」 「猫背の王子」 「天使の骨」 「ギャングスター」 「ソングマスター」
10月 10冊
「真夜中の相棒」 「無伴奏ソナタ」 「氷の天使」 「腰痛放浪記 椅子がこわい」 「夏休み」
11月 12冊
「反逆の星」 「葬列」 「江戸職人綺譚」 「孤独の歌声」 「The Age of Chaos」
「ジゴロ」 「蚊トンボ白鬚の冒険」 「夜鳥」
う。雨の多い7月は、更新冊数も多いが、そのぶん、再読本で誤魔化していたのがバレバレである……やだわ、こういうところでばれちゃって(笑)。
でもって、難しすぎてオススメ文を書けずにほうってある「あなたの人生の物語」…来年のベストに入るのかなあ、なんだかそれも嫌だなあとか思っていたり(苦笑)。
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