戯れに選ぶ年間ベスト10 2009年度   昨年度ベストはこちら

 2009 年1月〜2009年12月までに更新したものの中から、ベスト10を選ぶ、という無謀な試みの7年目。今年度アップ作品107冊。ちなみに今年度読了本は今年は約360冊(正確には357冊)。1日1冊ペースですね、表向き(笑)。更新をさぼってしまった月もありますが、逆に、平均的にいい感じで更新もできたんじゃないかと……来年もこんな感じでできたらいいですね。
 さて、そんな中、ベストはこれです! 毎年のことですが、今年も悩みました……っていうか、いつもは捨てがたい本があって悩むんですが、今年は、いい本を読んだかどうか自分でもハッキリしなくて。ともあれ、こんな感じ。
 (昨年から便宜上の番号もはずしました。1位〜10位ということではありません。順不同、トップの10冊だと思ってくださいませ)

Ender in Exile Orson Scott Card
 シャドウ系と代弁者系をつなげる一作。和書洋書合わせて、実はこれが本当のベストです。

「武士道シックスティーン」 誉田哲也
 いきいきとした高校生活が描かれていて、読後がとてもさわやか。シックスティーンからエイティーンまでオススメ。

「殺人者の涙」 アン=ロール・ボンドゥ
 児童書とは思えない深みのある作品でした。

「利休にたずねよ」 山本兼一
 構成の妙もありますが、金の茶室の解釈がよかったなあ…

「出星前夜」 飯嶋和一 
 読み応えのある作品。

「大聖堂 果てしなき世界」 ケン・フォレット
 まさか続きが出るとは思わなかった「大聖堂」。登場人物たちがいきいきしてる。

「三人のゴーストハンター:国枝特殊警備ファイル」 我孫子武丸・田中啓文・牧野修
 ええっと……これをベストに入れていいかは、やっぱりちょっと悩みました(笑)。でも、好きなんです、田中も牧野も、あ、我孫子も。


「Box! (ボックス!)」 百田尚樹
 「武士道」シリーズにも通じることですが、とにかく爽やかな読後。

「タンギー」 ミシェル・デル・カスティーヨ
 フィクションではない真実の重みというものが伝わってきました。


「新しい太陽の書」 ジーン・ウルフ
 何度読んでも楽しめる作品。そういう意味ではとてもお買い得(?)。


ちなみに、残念ながらトップ10は逃しましたが、
「風の中のマリア」 「夏のくじら」 「ジョーカー・ゲーム」 「虎と月」 も捨てがたかったのは事実です。


 なお、一次選考(更新履歴の中からさらにピックアップされたオススメ本)、二次選考(その中かからさらにオススメ。斜体。月の横に書いてある冊数は更新冊数。

1月 3冊+1シリーズ
 
「十二国記シリーズ」 「殺人者の涙」 「忍びの国」 「バスジャック」

2月 6冊
「オリンピックの身代金」

3月 9冊
「利休にたずねよ」 「手紙」  「ジョーカー・ゲーム」  「虎と月」 「戸村飯店青春100連発」

4月  5冊
 
「造花の蜜」 「ショコラ」 「ブラックベリー・ワイン」「納棺夫日記」


5月  19
「楽園の知恵 あるいはヒステリーの歴史」 「悼む人」 「劒岳<点の記>」 「草祭」 「出星前夜」 「チャイルド44」 「大聖堂 果てしなき世界」 「つみきのいえ」


6月 11冊
「最後のウィネベーゴ」 「三人のゴーストハンター:国枝特殊警備ファイル」 「パラドックス13」 「廃墟建築士」  「猫を抱いて象と泳ぐ」「天涯の砦」 「恋文の技術」


7月 12冊
「Box! (ボックス!)」 「タンギー」 「弟の戦争」 「退出ゲーム」 「厭な小説」 


8月  6冊
「栗の樹」 「新しい太陽の書」

9月  5冊
「風の中のマリア」 「夏のくじら」 「プリズン・ストーリーズ」


10月  11冊
 
FIRST  MEETINGS  A war of Gifts 「宵山万華鏡」 「エデン」 「金田一耕助ファイル 病院坂の首縊りの家」 「獣の奏者V、W」


11月
 7冊
「デパートへ行こう」 「海狼伝」 「神去なあなあ日常」 「ダブル・ジョーカー」


12月 13冊
「Anotherアナザー」 「チェーン・ポイズン」 「唐獅子株式会社」 「死刑執行人サンソン:国王ルイ16世の首を刎ねた男」
「武士道シックスティーン」 Ender in Exile



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