どのいえにも どのいえにも
おもいでが のこっていました
「つみきのいえ」(絵・加藤久仁生、文・平田研也) 白泉社
海の水がだんだん上にあがってきて、そのたびに古い家の上に新しい家を積み重ねることで暮らしを続けているとある町。多くの人々が町を離れていったが、おじいさんはただひとり、海の上の家に住むことをやめず、それなりに楽しい生活を送っていた。だが、そんなある日、いま住んでいる家も水にしずんでしまいそうだということで、新しい家を作り始めたおじいさんは、大切な大工道具を水の中に落としてしまい、それを追って下の家へとおりていく。そこでおじいさんが見たものは……――
ご存じ、各国映画祭で絶賛され、短編アニメーション部門で、第81回アカデミー賞を受賞した作品。
あたたかな色彩とやさしい物語。
……しかしこれって、原作がアニメで、そこから絵本になったんですね。
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